【完結】不良彼氏の甘い誘惑
「あっ、あたしに近寄らないで!!」


あたしはそう言って下を向いた。





あたしはカバンを持つと、急いで教室を出ようとした。


だけど―――…







「きゃっ……」


爽真君に腕を掴まれて、それを遮られた。





「待てよ」


「放してよ。触らないで!!」



あたしは爽真君の腕を振り払おうと必死で抵抗した。







だけど、全然ビクともしなくて……


いくら抵抗しても、やっぱり男の人には勝てないんだと思い知らされた。






「放して……」


「放さねぇって言ってんじゃん」



爽真君の低い声に抵抗する力が弱まった。





「…………」


あたしは何も言えなくなった。



< 4 / 268 >

この作品をシェア

pagetop