【完結】不良彼氏の甘い誘惑
「亜季?」


「……え?」



爽真君はあたしの顔を覗き込んだ。





「いっ、いや!!近寄って来ないで!!」


あたしはそう言って後退りした。







「何だよ。そんなイヤがんなよ」


爽真君はそう言って、顔を近付けて来た。





「イヤったらイヤ!!」

「いいだろ?俺たち、キスした仲なんだからさ」


爽真君はそう言ってニヤリと笑った。





「んなっ……ふざけないで!!」


「照れんなよ」



爽真君は壁に両手をつきあたしをジッと見下ろすと、そう言った。





はあ?!


なに言ってんの?!







「照れてない!!」


ていうか、近いから!!




「悪いけど、逃げられないから」


爽真君は低い声を出して言った。



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