【完結】不良彼氏の甘い誘惑
「……やだっ」


「……逃がさないから」


爽真君はそう言うと、あたしの腕を掴んで壁に押し付けた。





「きゃっ……」


「俺から逃げられると思う?」



爽真君はあたしをジッと見た。







「それは……」


あたしは自分の足元に目を向けた。





「お前は俺から逃げられない」


爽真君はそう言って唇を重ねてきた。







「……んっ」


だけど、数秒で離れた。




「なっ、何すんのよ!」

「なあ亜季?」


「なっ、何よ?!」



あたしは爽真君をジッと見た。





「俺と付き合おうぜ?」

爽真君はそう言ってニヤリと笑った。







「はあ?!ふざけないで。アンタみたいなヤツと付き合いたくない!!」


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