【完結】不良彼氏の甘い誘惑
「なあ亜季」


俺は下を向いている亜季に話し掛けた。





「……何?」


亜季は俺に視線を向けた






「俺……亜季が好きだ」

俺はそう言うと、亜季に近付いた。





「……え?」


亜季は俺をジッと見つめた。







「亜季が、好きなんだ」

俺はそう言って、亜季を抱き締めた。





「なっ、何言って……」

亜季は明らかに動揺している。







「ずっと、好きだった」

俺は亜季をギュッと抱き締めた。





「へっ、変なこと……言わないで」


「わりぃけど……俺は本気だから」


「そっ、そんなこと急に言われても……」


「ずっと好きだった」


「…………」


「本気だから」



俺はそう呟いて亜季から離れた。



< 65 / 268 >

この作品をシェア

pagetop