【完結】不良彼氏の甘い誘惑
それから数日後―――





「亜季」


昼休み、お弁当を食べようとしたら爽真君に呼ばれた。







「……何?」


あたしは爽真君に視線を向けた。





「ちょっと来い」


「えっ?あー……うん」


あたしは渋々爽真君に着いて行った。







着いた場所は屋上だった

前に……ここで初めて、爽真君にお姉ちゃんのことで怒鳴り散らした場所




「……何?」


あたしはフェンスに寄り掛かり口を開いた。







爽真君はあたしにチラッと視線を向けると、ポケットからタバコを取り出て吸い始めた。


タバコのイヤなニオイが、鼻をくすぐる。





そして、爽真君はタバコの煙を吐き出し言った。

「そろそろさ……この前の返事聞かせてくんない?」



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