【完結】不良彼氏の甘い誘惑
「そう……」


沙織は自分の席へと戻って行った。





爽真君になんか、関わりたくない。







そして、前を向いた瞬間……


爽真君がこっちを睨むような目付きで見ていた。




なっ、何?


このどす黒いオーラ――






あたしは爽真君から目が反らせなくなった。


爽真君はあたしをジッと見つめたまま、どす黒いオーラを放った。





そして―――







ガタンッ


爽真君はいきなり席を立ち、あたしに近付いて来た。





「えっ……」


なっ、何で近付いて来るの?







……ふと、昨日のことが頭をよぎった。


そして、爽真君はあたしの目の前に立った。



< 8 / 268 >

この作品をシェア

pagetop