【完結】不良彼氏の甘い誘惑
「そいつ嫌がってんだろ?離してやれよ」


「……え?」



俺がそう言った瞬間、女が俺の方に視線を向けた




「はあ?俺ら、今からこの女と遊ぶんだけど」


茶髪の男が俺を睨み付け言った。







「ふざけんな。コイツ俺のなんだけど」


俺も男をジッと睨み付けると、女の腕を引っ張り俺のところに引き寄せた




「……え?」


「チッ、男居たのかよ。行こうぜ!!」



男たちはそのまま俺の前から立ち去って行った。






「大丈夫か?」


俺は亜季を離し言った。




「……うん」


亜季は小さく頷いた。







「そっか」


「ありがとう。爽真君」


亜季はニコッと微笑み呟いた。





「……別に」


俺は一言呟いた。



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