片想い成長期




「だからねっ、つーちゃんにも協力して欲しいの!」


そんなキラキラとした宝石のような可愛い瞳で私を見るなっ!!

協力をせざるをえないじゃないか!!


私がアキバ系男子なら必ず
「萌えーー」
とか言いながら喜んで協力するだろうよ…。


ま、それでなくても協力はするけどさ…。
うん、そうだよね…。

相手が理想の男子だもん。
きっと、女子が群がるに決まってるもんね…

まぁ、この子の可愛さがあれば、どんな男でも
イチコ――…



「つーちゃんて、あの人のお隣さんなんだよね?」

「ぶふっ!?…げほげほ…はぁ!?」


あまりのびっくり発言に飲んでいた紅茶を盛大に吹き出してしまったではないか…。


「んもぅ…つーちゃん、汚いぞ」


いやいや、問題発言したのはお前だろ…。






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