チャットは運命 【実話】
「ん、ごめん。なんて?」
どうせ予想はついているが。
「もう良いし!なんだし!あー、もう!
気分いいなぁっ!」
良いのかよ。
「じゃあ、戻ったほうが良いよ。
月翔はとっくに行ってるから」
「えっ!?やべ、あいつ後でしめてやる」
そういい残して保健室を出て行った。
そして、再び眠りにつこうとしたとき
さっき見た夢を思い出してしまった。
(ぐはっ)
いったい何だったんだろう?
私は何を言おうとしていたんだろう・・・?
会ったこともない人、私が好きになるわけ、
あー、もう良いや考えるのもいや!
確かに、かっこいいし、てかかわいいし
陸通じてどうにかなるかも
しれないけど・・・。
拓真には彼女がいる。はい、終了。
色々考えたって、その一言で全部
ナシになってしまう。
私って・・・妄想族なのか。
はぁ、もういっそ認めてしまおう。
―――ブーッブーッ
「ん?」
こんな時間にメールなんて珍しい。
どうせ広告か何かだろうけど。
FROM:拓真
「えぇっ!!?」
私の顔はいっきに熱くなった。
な、なんで!?
急いで、メールを開く。
【ケー番教えてや^^って、まだ学校
やから鈴音はケータイもっとらんかな?】
ケー番!喜んで!
【ケータイ持ってるんだなぁw
090××××××××だよん^^】
―送信!