チャットは運命 【実話】
【鈴音悪い子やなぁ♪まだ中学生
やのに学校にケータイかw】
いや、お前もだろ。まぁとりあえず
3年生ですからね、的なノリで。
【いやいや、拓真もじゃんw】
【こっちは不良だらけやからな♪
かわいいだけと思ったら大間違いやで☆】
自分で言っちゃったよ。
【かわいーだけでしょ♪てか、
拓真もケー番教えてよ^^】
私は思い切って聞いてみた。
【いいで♪】
・・・は?番号載せろよ。
――ブーッブーッ
着信:080××××××××
「は・・・えぇぇぇぇぇぇ!?」
もしや、これは拓真か!?教えるって
そういう方法で!?
ピッ
「・・・も、もしもし・・・」
「・・・鈴音やんな?」
「う、うん」
ヤバイ緊張しすぎて心臓まじヤバイ。
「・・・鈴音緊張しとるん?」
そりゃしますとも!
「え、まぁ」
拓真は顔はめっちゃかわいいのに声は
凄く低くて男らしかった。
やめろよ。そういうギャップ。
かっこいいだろ。
「あ、やっぱり?・・・
まぁ緊張もするわな。ははは」
あれなんか、拓真も緊張してない?
「拓真も緊張してる?」
「・・・いや、してへんし。へへ」
完全にしてるだろ。