チャットは運命 【実話】

「リアクションせぇよ?

なんと、8点やねん☆よっ!拓真♪」

あっと・・・これは、困った。

反応できない・・・。

「10点満点だからね」

精一杯の返しだった。

「うっわ。爆笑。そうゆー返しが来るとは

想像もしとらんかったわぁ~」

爆笑してねーし。

「10分の8は最強だよ」

「いや、100点満点やで?」

知ってるよ。すごく知ってる。

お前がリアクションしろって言った

んだろーが、えぇ?

「5点以上取れれば大丈夫だよ」

良いわけねーだろ。

「鈴音は何点なん?」

え、この後に言うのかよ・・・。

嫌味にしか聞こえないって。

どうしよう。

「・・・」

「鈴音?」

「ま、また今度ね★」

だってまさか一桁とは思わない。

「えー、ありえへんやーん!

僕も教えたんやで?」

絶対言われると思ったよ。

その台詞。

「で、でも」

「あ!鈴音4点やな?」

お前と一緒にすんなよ、しかも何故4。

「その24倍かな・・・。」

「計算できひん」

ぐっ・・・。

「拓真の12倍だよ!」

「・・・」

黙んなよ。
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