チャットは運命 【実話】

やばいなぁ。

今考えれば、声もかわいかったかも。

〝96やろ?〟

そんな短い言葉でさえ、今考えると

かわいさが伝わってくる。

たくま【でもな・・・】

でもな?

 鈴音【ん?】

たくま【学校中のアイドルみたいなもん

    やから男子に、良いな良いな

    言われてウザいねん;;】

あー、でも拓真だってかっこいいけど。

 鈴音【女子達には凛ちゃんが言われてる

    かもしれないよ?たくまだって

    かっこいいわけだし】

たくま【なるほどな・・・】

否定しろよ。言ったのは私だけども。

 鈴音【そうだったら、たくまが

    凛ちゃん守らなきゃ!】

たくま【そうやな・・・ありがとう!

    そんなん言うてくれるん

    鈴音だけや本間に・・・】

 鈴音【凛ちゃんは幸せだね♪こんなに

    愛されてるもん^^】

たくま【ん、まぁ。鈴音はどうやねん】

私は・・・もちろん秀が好き。

秀だって大切に思ってくれてる。

 鈴音【そりゃあもうすんごい

    大切にしてもらってる☆】

たくま【そうなんや、良かったな】

・・・なに?

 鈴音【うん】

拓真は何も打ってこない。

 鈴音【どうしたの?】

たくま【電話してもいい?】

え、今!?

 鈴音【良いけど・・・急だね^^w】

たくま【友達もすぐ近くおるけどな】

友達、会話聞いてるのかな?

なんか嫌だ。てか嫌だ。むしろ嫌だ。


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