チャットは運命 【実話】
「ほな、教えとくわ」
「わかった。メールちょうだいね」
「ん、言っとくわ。ほなもう切るな?」
「うん」
「また電話してもええ?」
なんか拓真・・・元気ない。
「うん、待ってるよ」
「ありがとう」
なんでそんなこと言うの?
「ばいばい」
「ん、ばいばい」
―ッピ
めっちゃ短い。
え、てか短い。
用件はいったいなんだったのか不明。
まさか、アドレス教えても良いかって
それだけとか?
チャットでよろしいやん。
~♪
メールだ。
私はメールを開き内容を確認しようとした。
一文字も読むことなく、もう一通メール。
あ、こういうのイライラする。
もうちょいタイミングを考えろ。
と、言いたくなる。
まずは知らないアドレスからきていた。
【友達に教えたで。そろそろメール
くると思う。優飛やから 拓真】
拓真は今ケータイがないからこれは
母親か誰かのケータイだろう。
もう一通も知らないアドレス。
【まぁくんにアドレス聞いたで^^
中澤 優飛(ナカザワユウヒ)です♪】
まぁくん?拓ま?ま?
で、まぁくん?
か、かわいいじゃねーかおい。
まずは拓真に返信した。
【優飛くんから来たよ、まぁきゅん^^】
そして優飛くんにも返信をした。
【優飛くんね^^私、宮本鈴音だから♪】