チャットは運命 【実話】
【追いかけたほうがええのかな?】
うーん、それはそれでうっといかも。
【だからそっとしておいてあげよ!w
てか今どこにいるの?】
拓真が帰ったって事は拓真の家じゃ
ないんだろうけど。
【俺ん家やで☆】
人ん家でチャットしてたのかよ。
あ、チャット・・・見てみると
部屋には私しかいない。
つまらないので私も出た。
~♪
あ、電話。拓真だし。
「もしもし」
「もしもし?」
「ん?」
「うん」
は?
「拓真?」
「おぅ」
え?内容なし?
「どうしたの?」
「優飛とまだメールしとん?」
「ん、一応」
「そっか、何話しとん?」
「え、特に内容はないけど・・・。
拓真今どこにいるの?」
「今、外ふらついとる」
現在の時刻、am3:08
こんな真夜中に外ふらつくって。
「危ないよ、帰った方がいいよ」
「なぁ、優飛どんなヤツやった?」
拓真の様子がおかしい。
「普通におもしろくて優しいよ」
「優飛が鈴音のこと好きって言ったら?」
拓真は怒っていた。
優しい口調で話しているけどその中の
怒りを私は感じ取った。
「ありえないでしょ。」
「鈴音は優飛のこと好きなん?」