チャットは運命 【実話】
急いで返信した。
【ごめんね;今友達と一緒にいたから;
夜電話したい!私も拓真の声が
聞きたいよ~】
やっぱり拓真が一番に思えてくる。
ブーッブーッ。
返信早すぎだろ、と思ったら秀だった。
【さっきはごめん;
俺お前のこと相当好きっぽいわ
後で今日の時間とか決めような^^】
秀も愛しく思えてくる。
私、二人が好きなの・・・?
でもそれってどっちにも本気じゃない
ってことなのかな?
意味がわからない。
沙綾に相談しても平気かな。
軽いヤツだと思われるかな・・・。
沙綾にはそんなこと思われたくない。
だからって信用できない子に相談
なんてできない。
秀にバラされても困る。
・・・月翔?
そうだ、月翔に相談してみよう。
月翔ならきっと平気だろう。
ブーッブーッ。
ビクッ。
新着メール2通。
秀と拓真だった。
【ねぇ、鈴音いないとさみしー
授業中もメールして】
【そんなこと言われたら照れるやん♪w
我慢できひんw僕いつ電話かけるか
わからんで^^笑】
この二人から同時にメールが来ると
さらに挙動不審になってしまう。
5人の中で秀だけクラスが違った。
【そっちまだ先生来てないの?
ケータイしまいなさい(笑)】
まずは秀に返信をした。