チャットは運命 【実話】
「月翔に賛成!」
竜歩が帰る私宅を始めたので皆も
荷物をまとめた。
「よし!みんなこっそりだぞ。
みつかんじゃねーぞ」
竜歩が先頭をきってノリノリで校舎を出る。
「竜歩うるさい」
「静かにしろ、見つかる」
秀が竜歩をスタスタと追い越していく。
いじける竜歩をよそにみんなも
秀の後に続く。
「お前ら本当冷てーよな!」
いじけながらも私達の後ろに
着いてくる。
校舎の外には誰も居らず普通に校門を
抜けることができた。
「案外余裕なんだな」
月翔が苦笑いする。
「ほんと」
学校を抜け出した私達はとりあえず
ゲーセンに向かうことにした。
歩いて15分くらいだがくだらない
話をしていればすぐだった。
「よっしゃプリ撮ろうぜ☆」
「やだ!」
え?とみんなが私の方を見た。
あ・・・私何言ってんだろ。
「鈴音どうしたの?
いつも撮ってるじゃん」
だって・・・
「魂吸い取られる・・・」
「アホか!」
「しょーもな!(笑)」
違う、本当にやだ。
拓真のことを考えたら悪い事をしてる
ようで耐えられなかった。