好きだって言って?
「な~に言ってるのよ♪ お母さんが入学するわけないでしょ??」
この緩いしゃべり方にあたしは苛立ちを覚える。
普通、こんな危ない男子校に、一人娘を置いてく??
「瑠羽♪ そーゆーことだから♪ 私たちはもう行くわね??」
・・・・・・・・私たち??
「ごめんね瑠羽ちゃん、僕ももう時間がないんだ」
そう言ったのは雅人さん。
何の時間がないのよ??
「それじゃー雅人さん、空港に急ぎましょ??♪」
は??
「く、空港!!!!!????」