好きだって言って?
いやーな悲劇的ストーリーが頭の中で上映されている。
そんなあたしを他所に、お母さんは車に乗り込んだ。
お母さんに続いて雅人さんまで・・・。
残されたのは、あたしとエロ輔だけ。
「大輔、瑠羽ちゃんを頼んだよ」
「了解です。 紅林様」
そう言い残すと、お母さんたちを乗せたリムジンは空港に向けて動き出した。
「・・・・・・・・・」
「まぁあれだ、母ちゃんにやられたな」
ケラケラ笑いながらあたしの方で手を弾ませるエロ輔。
「あたし・・・・どーしたらいいのよ~!!!!!!」