-roop-
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ますます暗くなった山道を下る。

差し出された大きな手に私は自分の手を重ねた。


握り締められた感覚に胸がギュッとなる。





--私の存在を感じてくれる誰かがいる--





夏の虫が小さく鳴く山道を…私と誠さんは手を繋いで下った。


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