-roop-
誓い合う7日目
罪の輝き
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「こちらなんかはいかがでしょう?」
「わぁ……っ」
ジュエリーショップの店員が見せた指輪に、私は息を飲んだ。
それは小さなダイヤ。
けれど、この世界のどんなものより光輝いているように見えた。
ショーケースの上に出されたその指輪の輝きに、思わず顔がとろけてしまいそうになる。
そんな私を笑いながら誠さんは言う。
「クックッ…じゃあこれにするか?」
「うんっ……って…何でそんなに笑ってるの?」
不服そうに頬を膨らまし、指輪から誠さんに視線を移す。
「だって千夏、旨そうな食いもんでも見つけたような顔してんだもんよ~」
私は思わず顔を赤くする。
「なっ何そ…!」
「クスクス…」
え…?
「クス…とても仲がよろしいんですね」
上品に笑う店の女性。
「あ…す、すみません…」
私と誠さんはつい恥ずかしそうに俯いた。
でも、ふと見上げた途端ぶつかった視線に、また笑顔が零れる。
あぁ…こういうのを幸せっていうのだろうか…。
想いが伝わり…そして相手からも伝わってくる…。
これが……幸せというものなのだろうか…。
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「こちらなんかはいかがでしょう?」
「わぁ……っ」
ジュエリーショップの店員が見せた指輪に、私は息を飲んだ。
それは小さなダイヤ。
けれど、この世界のどんなものより光輝いているように見えた。
ショーケースの上に出されたその指輪の輝きに、思わず顔がとろけてしまいそうになる。
そんな私を笑いながら誠さんは言う。
「クックッ…じゃあこれにするか?」
「うんっ……って…何でそんなに笑ってるの?」
不服そうに頬を膨らまし、指輪から誠さんに視線を移す。
「だって千夏、旨そうな食いもんでも見つけたような顔してんだもんよ~」
私は思わず顔を赤くする。
「なっ何そ…!」
「クスクス…」
え…?
「クス…とても仲がよろしいんですね」
上品に笑う店の女性。
「あ…す、すみません…」
私と誠さんはつい恥ずかしそうに俯いた。
でも、ふと見上げた途端ぶつかった視線に、また笑顔が零れる。
あぁ…こういうのを幸せっていうのだろうか…。
想いが伝わり…そして相手からも伝わってくる…。
これが……幸せというものなのだろうか…。