-roop-


誠さん

誠さん…


あぁ…貴方に好きだと言ったことはあっても、こう伝えたことはなかったね……。

最後に…


最期に『私』から伝えさせて下さい…。



何よりも

誰よりも……








「愛してる……」



「千夏…?」




誠さんの顔が…視界が…歪む…。


声が…



「おい!千夏!?」



声が…



「どうしたんだよ!おいっ!」



声が…



声が…………





「千夏ーーーーーーーーーーーーー!!」

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