-roop-
「千…夏さ……っ」
私はがむしゃらに千夏さんにしがみついた。
込み上げてくるのは…ただ…ただ…罪の意識…。
何度も何度も貴方に謝りながら…
それでももしかしたら許されるのではないかと…
そう思って誠さんを愛し続けた罪の意識…。
「…ごめんなさっ…ごめんなさい私っ……私っ誠さんを……っ」
込み上げる想いが多すぎて、伝えたいことが多すぎて…上手く言葉にならない…。
こんなにも胸がちぎれそうなのに
それを伝える言葉が…見つからない……。