-roop-

そして今から…

この屋上からこの身を投げようと…死んでやろうとした時に…激しい頭痛が襲ってきたことを…。



『今度は…今度は助けてあげないからね…』


「………っ」


私を…私を救ってくれたのは…





未来の…私……!!


「ああああああ……っ!!!」


声をあげて、泣いた。


あの女性は…千夏さんは……


未来の…24歳の…私自身…………!!



じゃあ…それじゃあ…


『現世でそれほど恐ろしいことをやったからよ…』


『…よっぽどの…大罪…』





私の罪は……




『いい……?もう二度と……同じ過ちは…繰り返さないで…』





自ら…命を絶とうとしたこと………!!!!

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