-roop-
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「あ、千夏ちゃん!」
「…西原さん!」
通りに出た私に声をかけて来たのは、同じマンションの隣に住むおばさんだった。
西原さんは早くもパンパンになったスーパーの袋を3つも抱えていた。
「うわ~またたくさん買い込みましたねぇ~」
「そうなのよ!商店街のマツダスーパーが今すんごい安いの!千夏ちゃんは今からお買い物?」
「あ、はい」
「じゃあ絶対マツダさん行った方がいいわよ!びっくりするくらい安いからっ」
「あぁ、はい、行ってみます」
興奮気味に話す西原さんを何とか上手くかわした。
いつもなら、本当ですか?!と食いついて、駆け足でそのスーパーに向かうのに
なのに…何故か全然惹かれなかった。
大体の食材は家にまだあるはずだし、いくら安いからって此処から離れた商店街まで行かなくても、そこらへんの店でいいやと…
何故かそう思った。
此処を右に曲がれば西原さんの言っていたお店に通じている。
私はそっちをチラッだけと見て、真逆の左側の道へと進んだ。
そのとき
鋭いクラクションの音が聞こえて
ああ何だろうと思ったら
身体に
ものすごい衝撃が走って…
遠くで…女性の叫び声が聞こえた…。
「あ、千夏ちゃん!」
「…西原さん!」
通りに出た私に声をかけて来たのは、同じマンションの隣に住むおばさんだった。
西原さんは早くもパンパンになったスーパーの袋を3つも抱えていた。
「うわ~またたくさん買い込みましたねぇ~」
「そうなのよ!商店街のマツダスーパーが今すんごい安いの!千夏ちゃんは今からお買い物?」
「あ、はい」
「じゃあ絶対マツダさん行った方がいいわよ!びっくりするくらい安いからっ」
「あぁ、はい、行ってみます」
興奮気味に話す西原さんを何とか上手くかわした。
いつもなら、本当ですか?!と食いついて、駆け足でそのスーパーに向かうのに
なのに…何故か全然惹かれなかった。
大体の食材は家にまだあるはずだし、いくら安いからって此処から離れた商店街まで行かなくても、そこらへんの店でいいやと…
何故かそう思った。
此処を右に曲がれば西原さんの言っていたお店に通じている。
私はそっちをチラッだけと見て、真逆の左側の道へと進んだ。
そのとき
鋭いクラクションの音が聞こえて
ああ何だろうと思ったら
身体に
ものすごい衝撃が走って…
遠くで…女性の叫び声が聞こえた…。