-roop-

私はそっとTシャツの袖をめくり上げた。


顕になった肩には…薄い…薄い命のアザ……。



あぁ…今度は…


今度は…


私の番なのね…。



今度は私が…過去の私を救う番……。



視界に溶け込む消えかけた青い炎に、私は全てを悟った。


< 292 / 293 >

この作品をシェア

pagetop