詩人のDNA
断筆
このような田舎町ですら

夜空を見上げても

灯りのせいで星なんて見えなくなっちまった

まるで何かのようだ

何かは思い出せないが

私は最早どうでもいいのだ

書くことを止めた詩人に

魂は必要でなく

魂がなければ

肉体は必要ない


ははっ

血がぬくいな



運がねぇや
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