【短編】☆夢の中のクリスマス☆
私は朝起きて、もの凄く機嫌が良かった。


「おはよう!」

「あらあら、今日は元気ね。」


お母さんは私に笑いながら、パンをトースターに入れる。


「最近何か良い事でもあった?」

「ひみつ♪」

「あらあら。そんな事言っているとお父さん拗ねちゃうわよ。」


そう言いながら、私の前にパンを置く。


「いただきます!」


起きるたびに、夢かと思う“あの事”。

まだ誰にも言わない。

だって、このままでいたい。

誰にも邪魔されたくない。

私たちに何があるわけでもないのに。

夢かも知れないのに。




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