【短編】☆夢の中のクリスマス☆
『今年のクリスマスはどなたかと一緒ですか?』

『ははは、そうなるといいですね。』

『ってことは、彼女とかいるんですか?』

『彼女はいませんが、好きな人はいます。』


ちゃんと、好きな人いるんじゃん・・・。

私はジュンの胸元を見る・・・あのペンダント!

あっ、でも違うや・・・。

私のはクロスのペンダントに羽がついていたもの。

今、ジュンがしているのは、クロスだけのペンダント。


私は見ていられず、立ち上がる。


「いいの?今から、ジュン君歌うわよ!」

「うん・・・もう、いい。」


お母さんは変な顔をしていた。


「宿題があるから・・・。」

そう言って、私は自分の部屋へと戻ったのだった。


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