【短編】☆夢の中のクリスマス☆
うーん・・・。

高校生の私にドレスアップなんて言葉を使うマスターは意地悪だ。

何着ていけばいいのよ。


そして、結局・・・。

私は、長袖の薄い緑色のタートルネックの洋服に細かい花柄のチュニック、そして、ブーツを履いていく事にした。


はっきり言って普段着!

それに、よく考えるとエプロンしちゃったら分からないじゃん!

そして、私は喫茶店へ急ぐ。


カランカラン♪

私はドアを開ける。すると・・・。


「ユウちゃんハッピーバースディ!」


一斉にクラッカーが鳴った。

いつもの常連さんがみんな集まっていた。

マスターはサンタさんの格好をしている。


「どうしたんですか?!」

「いや、みんながユウちゃんのお祝いしたいっていうからさ。」


マスターは皆の顔を見る。

まわりを見ると、おじさんやおばさんばっかり。

それでも、私は嬉しくて涙が出た。



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