地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐


あたしがお願いすると

ゆっくりと目を閉じる陸…



小さな顔

目は二重で鼻筋もキレイに通ってる

睫毛とか…女の子よりも絶対長い


唇も乾燥というものを知らないくらいに、潤ったピンク色




細身に見えてちゃんと筋肉はついてる


抱きしめられる腕が温かくて、安心出来る……




「………まだ?」


「…っ……/////////」



催促の言葉が出て来た。



恥ずかしいんだってば!


自分からキスなんてっ…






でもしなきゃ……また言われる…




もういいやっ……


一瞬我慢すれば良いもんっ…!




顔を近づけて


一瞬だけ陸に軽くキスした。












「…そこじゃねぇよ」



目を開けて陸が言う。
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