地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐


陸が着ている着物の裾を握った。


「………杏?」



顔を覗き込まれる。



「……もっかい……キス…して?」



「……っ/////////!」




「ダメ…………?」


首を傾げる。




「嫌だったんじゃ…?」

「………陸になら…
何されても……大丈夫だもん…」


視線は下にやり、上履きを見る。



「……誘惑しすぎだから。」



「陸………にしか…
誘惑しないもん……////


陸以外…いらない……」




裾を握る手に力が入る。



「……本気で言ってる?」


コクンと頷いた。



「本当のことだも……んんっ…!」




着直したチャイナのボタンを開けて

胸をわしづかみされた。
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