地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐
仕事をする放課後のように、
制服を着て
教室に戻った。
教室に入った瞬間、
クラス全員の視線を浴びた。
またですか…!?
まぁ…気にしないことにしよっと♪
「あれ………神崎?」
「イメチェンしたのか?」
「めちゃくちゃ可愛くないか…」
クラス中が、杏樹を見ている中…
本人は
「…杏仁豆腐食べたいなぁ〜」
と考えていた。
ちょうどその時…
着物から制服に着替えた陸が、
D組の前を通った。
「「「陸様―――/////」」」
沸き上がる歓声
杏樹も、廊下にいる陸を見た。
陸も“D組”だと思い、
杏樹を見た。