地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐
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「………今まで見てきた中で、一番大きいはず。」




あたしは目の前の、大きな“家”を見上げた。




洋風の大きな家


敷地面積だけで
家の何個入るんだよ…?



こんなのマンガだけの世界だと思っていた。



現実にもあるんだ。

こんな、豪邸………



「入るぞ」



あたしの手を引き、門を開けて入って行く。




「ちょっ……陸!」



慌てて追いかける。



緊張気味なんですよ!?


人のお家に行くって……!



少しは察してよぉ――!!
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