地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐


「あ―♪陸しゃんだぁ…♪」



ふにゃっと笑い、また胸に顔を埋める。





なにこの可愛い生き物…





抱き着いていたのを

さらにくっつき、顔をスリスリする。





今は“チワワ”だな


ニコニコ笑顔で甘えてくる




「いつも“チワワ”で良いのに……」



でも、そうしたらイジメれないか……



楽しみが一つなくなる…



「……猫があってもいいか」



「ん………?」



杏樹が顔を上げる。
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