地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐


昨日見つけた、杏の弱いところを攻めていく。




「……陸っ………やめっ……」




涙目で睨むが……

俺には大好物な表情なんで。




「…ひゃっ……このバカっ……!」




さらに攻めていく。






俺の腕を掴もうとするが、

逆に両腕を捕まえて、頭の上で固定させる。



「…っ……バカ陸っ…!

朝からなにやってんのっ…!」




もう限界だから


可愛い彼女に抱き着かれたら


理性なんて吹っ飛ぶ…



「杏ちゃん……いただきます♪」





杏と一緒に幸せな日が続くと



この時は、信じて疑わなかった。
< 174 / 698 >

この作品をシェア

pagetop