地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐
昨日見つけた、杏の弱いところを攻めていく。
「……陸っ………やめっ……」
涙目で睨むが……
俺には大好物な表情なんで。
「…ひゃっ……このバカっ……!」
さらに攻めていく。
俺の腕を掴もうとするが、
逆に両腕を捕まえて、頭の上で固定させる。
「…っ……バカ陸っ…!
朝からなにやってんのっ…!」
もう限界だから
可愛い彼女に抱き着かれたら
理性なんて吹っ飛ぶ…
「杏ちゃん……いただきます♪」
杏と一緒に幸せな日が続くと
この時は、信じて疑わなかった。