地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐
あ…ありえない…っ…!
電話の相手は、相澤君らしい……
陸は、通話しながらあたしの胸を触る。
「ん?…今は…図書館。」
普通の声で会話中…。
しかし、服の中の手は休まずに―…
「……っんあっ……ん゛ー!」
声が出そうになって口を手で塞いだ。
クスッと陸の笑い声が聞こえる。
「…わかった。今から行く。」
ピッと電話を切り、ポケットに携帯をしまった。
「っ陸……やめっ……て……」
恥ずかし過ぎる……
「………反省した?」
顔を覗き込まれて、コクコクと首を縦に振る。
「まぁいいか。
俺も悠に呼び出されたし……
お仕置きはここまで。」
陸が、服の中から手を抜き…
「……続きは、あとでな?」
ニヤッと口端を上げると
フロアを出て行った。