地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐
――陸Side――
「凄―い…学年1の天才君だね!」
アイドルの黒田マリナが、キャッキャッ騒ぐ。
うるさい。
アンタに褒められても少しも嬉しくない。
あーあ………
せっかく杏と久々に遊べると思ってたのに…
テレビ取材?
どーでも良いんだけど。
こんなアイドルの奴より、杏の甘い声を聞いてた方が、何十倍も楽しい。
可愛かったなぁ―…
弱いところばっか攻めてやると、
目に涙を溜めながら、甘い声を紡ぎ出す。
声を抑えようと、顔を真っ赤にする杏の表情がたまらなく良い…。
睨み付けられると、誘ってんのかと思う。
「凄―い…学年1の天才君だね!」
アイドルの黒田マリナが、キャッキャッ騒ぐ。
うるさい。
アンタに褒められても少しも嬉しくない。
あーあ………
せっかく杏と久々に遊べると思ってたのに…
テレビ取材?
どーでも良いんだけど。
こんなアイドルの奴より、杏の甘い声を聞いてた方が、何十倍も楽しい。
可愛かったなぁ―…
弱いところばっか攻めてやると、
目に涙を溜めながら、甘い声を紡ぎ出す。
声を抑えようと、顔を真っ赤にする杏の表情がたまらなく良い…。
睨み付けられると、誘ってんのかと思う。