地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐



・・・・・・・おい!?



電話を切り、ポケットにケータイをしまう松沢。




「うん、これで必ず来る♪」


満足気に頷く。



「…そんな呼び出し方ってあり?」


「もちろん…♪」



いやいや……大嘘ついてどーすんだよ!?




「一分かからずに来ますから。」



ニッコリ微笑み、スタッフ達に告げる。




最強だ…………



杏樹は、松沢が大好きだから即座に駆け付ける。



それを使って呼び出すとは………




悠も凄い子を彼女にしたもんだ。






「柚莉――――?」


遠くから杏の声が聞こえる。



本当に一分かからずに来た……。



杏も苦労してんのかも知れない


と思った瞬間だった。



――陸Side――

終わり
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