地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐

†お邪魔虫遥斗



固まるあたし達…



「誰か来たよね…?」

「関係ねぇーよ。」




そう言うと、また胸を揉み出す。


「…んっ……あっあっ……」


陸の腕にしがみつく。


「…っ……だっ……め……
…おかしっ……く…な…るっ…」



陸の髪に指を絡めて握り締めた。


「俺の前だけではおかしくなれよ。」



弱いところを一気に攻められる。


「……んんっ……」

体がのけ反った。




陸と手を絡めて、キスを繰り返す。



下から陸を見上げて聞いてみた。


「…まだ…腕痛い…?」

「まだ。」

「…キス足りない…?」

「足りない。」



「もう……わがままなんだからっ……」

「杏ちゃんのキスが、一番の治療薬♪」



クスッと陸が笑い、唇を重ねる。
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