地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐


わからないまま、素直に手を出す。




「はい。」


手の平に何かを乗せられた。



見てみると………


「名刺…?」


置かれたのは、及川さんの名刺。



「その番号に、掛けてきて?

どんなに忙しくても、杏樹からの電話ならとるから♪」




………いらない。

てか。掛ける理由もないよね…?

芸能人に何を話すの?

電話するの?





う〜ん………これって

ネットオークションに出したら…いくらの値段がつく?



すいません……こんな思考回路で



フツーの女の子なら、泣いて喜ぶのかなぁ??




あたし…フツーじゃないもんっ!



(↑確かに…妖怪退治出来る女の子なんていないよ)
< 241 / 698 >

この作品をシェア

pagetop