地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐
「いっぱい刺されてんのね?
ここからでも、5個は見えてるわよ♪」
あたしの首を指差しながら、数を数えてる。
パッと首を手で隠した。
「愛されてんのは、いいこと♪
早く孫が欲しいから、頑張ってね♪♪♪」
「///////////////。」
何も言えず、真っ赤になりながら、ご飯を食べ終えた。
部屋の鏡で自分の首筋を見てみる。
「…10個以上あるんだけど。」
首筋から胸にかけてマーキングされてる。
「今日…体育あるのに…。」
どうしよう……?
着替える時に、見られたりしないよね…?
特に………柚莉とか。
バレたら…一日中からかわれる。
胸元にある紅い印を見ていると…
昨日の保健室でのことを思い出した。