地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐
†じいちゃんの命令
学校から帰り、夕飯を済ませた。
今日は、コロッケでした♪
美味しかったぁ〜☆
満腹で部屋に戻ろうとした時…
「杏樹、ちょっとわしの部屋に来なさい」
じいちゃんに呼ばれた。
二人で一緒に、じいちゃんの部屋に入る。
畳の匂いがした。
テーブルに向かい合わせで座る。
じいちゃんを見ると、何か考え込んでる感じ…
「何かあったの?」
話し出す気配がないので、あたしから切り出した。
「……最近のニュース見てるか?」
はい…?
ニュース…??
「ううん、見てない」
首を振って答える。
すると、じいちゃんがため息を漏らした。