地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐



肩を落として、自分の部屋に戻った。



ベッドに座り、膝を抱える。



「どうしよう………」



特大のため息をついた。



潜入捜査って…どうすればいいの…!?



芸能界だよっ?簡単に入れる世界じゃないよ…



どうやって調べる!?



それも…1日2日とかじゃ無理だよね〜

ちょっと時間が必要だよぉ〜!



怪しまれず、クルクルと動けるようにしなきゃ……短期間では調査は出来ないし…。




無理難題をポンッと置いてくんだから!!

あのクソ爺は!!


怒りをクッションに込めて握り潰した。










♪〜〜♪〜〜♪〜〜


携帯が鳴る。



ベッドから降りて、机の上に置いていた携帯を見た。
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