地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐
「…変わったんですか…陸…」
「そうね…まず、以前はあんなに笑わなかったし…杏ちゃんの話をする時なんか、顔は緩みっぱなしだし!」
咲さんの話を聞いてあたしは赤面した。
恥ずかしくなって、ちびちびと水を飲む。
顔のほてりが取れるように…
「本当に杏ちゃん以外の女の子に、興味ないのよね♪」
「////////////っ!!」
さらに赤くなってしまった。
「俺様で変態野郎だけど…よろしくね?」
微笑みながら言ってくれた咲さんに、あたしは頭を下げた。
「…あたしの方こそ、よろしくお願いします。」
目が合った後、クスクスと二人で笑いあった。
料理も来て、食べ始める。