地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐
何事もなく、撮影は終了。
時間は、4時過ぎ…
学校終わってるね…
「杏ちゃん、お疲れ様」
「お疲れ様でした。」
着替えて来た咲さんと一緒に、スタジオを出た。
「朝早いから疲れたでしょ?」
「……そうですね…」
空を見上げると、赤く染まり始めていた。
駅前で咲さんと別れて、家に帰る。
何もしてないのに、体がだるい。
早くベッドで寝たい……
明日は、お休み。
だから普通に学校へ行けるんだ。
家に帰ると、ベッドに倒れ込んだ。
夕飯も食べないまま寝てしまった。
調査の収穫はなく、初仕事終了……。