地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐
唯一解放されるのは、ご飯の時だけ
しかし、この数日で……
「杏お姉ちゃん!勉強教えて!」
「大輝(たいき)君…また来たんだ?」
笑顔で駆け寄って来るのは、小2の男の子・大輝君
子供モデルらしくて、あたしを遊び相手にしてる。
「今日はなあに?」
「さんすう!」
教科書とノートをテーブルの上に広げる。
ちょこちょこ教えながら、昼食を済ませた。
撮影で学校にいけないらしく、あたしが勉強を教える。
学校の先生になったみたい(笑)
「杏お姉ちゃんって頭いいんだね」
「フツーだよ?」
あたしの膝の上に乗り、鉛筆を進める大輝君…
藍鬼が少し大きくなった感じ?
可愛い弟が出来た気分♪