地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐
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「んで、ここにXを代入して…」


「あ―…わかった。」




スラスラとノートに、シャーペンを走らせる。







「…正解。」


「やったぁ―♪」



手を上に挙げてバンザイをした。






今、数学の範囲が終わったところ。




陸に教えてもらったお陰で、開始30分程度で終わった。




「…杏。……理解度有りすぎ。」


「ん?…どこが?」



首を傾ける。


「教科書30ページ分を、30分で理解するとか……

頭ん中…どうなってるんだよ。」




ハァ…とため息まじりに言った。
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