地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐
暗ーいオーラをまといながら、咲さんのところに行く。
「………杏ちゃん、行ってらっしゃい……」
あの人の言動で…全てを把握したらしい咲さん。
「………行って来ますね…」
力無く微笑んで…指定された場所に行く。
自販機の前についた。
けど、あの人はいない。
「……もしかして夢?」
心の底から、希望が湧いて来た。
「まだバレてない…!」
「……バリバリばれてますよ……杏ちゃん?」
拳を握り締めた瞬間…悪魔の声が聞こえた。
ギィー……と首を後ろに向ける。
ギャー―――!
閻魔大王様っ!大悪魔っ!ぬらりひょんっ…!!がいる!!
あたしの顔は、ム〇クの叫びになった。