地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐
「……誰が、閻魔大王様、大悪魔、ぬらりひょんだ?」
「……貴方様です」
ヒイッ…!さらに睨まれた!!
正直に答えたのに!?
「答えるな…バカ」
なんで考えてることわかるの!?
「…口に出してるけど?」
「あぅ……!?」
両手で塞ぐが、時すでに遅く…
腕を掴まれて、使われてない控室に連れ込まれた。
ガチャン…………
内側からしっかりと鍵を閉められる。
あたしにはその音が、悪魔の声に聞こえた。
『逃げられないからね』
・・・・・・ピンチです。
目の前には、閻魔大王様…
後ろには、大きなソファー……
逃げられません…!