地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐
一通り服を見て、お茶をしていた時だった。
「…杏樹って、メイクとかしないの?」
柚莉が、ショートケーキを口に運びながら聞いてきた。
「メイク……?」
「うん!…高校生なんだし、やってみない!?」
「…一応知っておいた方が良いのかなぁ」
今まで、メイクなんてして来なかったし…やってみようかな?
お茶を済ませると、ドラッグストアに向かった。
化粧品のコーナーに行くと…
あるわあるわ…化粧品の山。
何が何なのか、さっぱりわかりません!
ひとつひとつ、柚莉に説明してもらう。
ビューラーって…睫毛カットするものだと思ってた…。